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開業までの流れを把握する

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どんな歯医者にしたいのか

何となく、歯医者を開業したいと思っただけで行動するのはオススメできません。
事前にきちんと計画を立てることで、スムーズに開業ができます。
いきなり物件を選ばず、まずはコンセプトを決めましょう。
子供向けの歯医者、痛みの少ない治療ができる歯医者、インプラントに強い歯医者など、誰に向けた歯医者なのか決めると患者を増やしやすいです。
この段階で、大体のエリアを決めましょう。
多くの人が行きやすいエリアにすると、安定した利益を得られます。
ですから駅の近くや、交通の便が良い物件を確保するのがベスト。
自家用車で訪れる人に向けて、駐車場を用意できる広さがある土地や、物件を探しても良いでしょう。
ポイントは、患者のことを第一に考えることです。

融資の相談をしよう

具体的に計画を決めるのが、大体10か月ぐらい前の段階です。
歯科医師会に歯医者を開業したいと相談し、物件を本格的に決めてください。
またこの時に、融資も忘れないでおきましょう。
これまでに蓄えた貯金だけでは足りない場合もあります。
金融機関から融資を受けるのが資金を確保するのに手っ取り早い方法ですが、すぐに資金を受け取れるとは限りません。
特に銀行の融資は、審査が終わるまでに数か月の時間がかかります。
せっかく良い物件が見つかったのに融資が間に合わず、購入できないという事態に陥らないよう、早めに融資を申し込みましょう。
返済する意思があることや、歯医者が成功する自信があるとアピールすると、無事に審査を通過できる可能性が高まります。